いま、会いにゆきます

いま、会いにゆきます

いま、会いにゆきます

「そのときは彼によろしく」がとてもよかったので、今まで避け続けて来たのですがやっと読みました。

きっと泣かされる!と思って読み始め、身構えていたのに、やっぱり泣かされてしまいました。(普段身構えて読むと肩すかしで泣けないんですけど。)ストーリーはとてもシンプルで、先も読めていたはずで、思ったとおりに物語りは進んでいったのに、最後にちょっとしたびっくりが待っていました。そうだったんだ!

この人の書く小説の雰囲気というか、全体を流れるトーンがとても好きです。登場人物もみなすてきです。ちょっととぼけたような、世間からはみ出してしまったような、でも一生懸命に生きている人たち。絵のような光景です。映画化されていて、それはまだ見ていないのですが、見て見たいなとおもいました。(がっくりきたらどうしよう…。)

ちなみに、これを読んでから「そのときは彼によろしく」を読むべきだったなと思いました。だって、「ヒュゥーイック!」。そうですよね?

私も、こんなふうに誰かを愛したい、と、思いました…(テレ)。