夏のロケット
- 作者: 川端裕人
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1998/10
- メディア: 単行本
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なぜ「サントリーミステリー大賞優秀作品賞」受賞作品なのかよくわかりませんが…(ミステリー?)。青春時代を共に過ごした仲間たちが、年月を経て再び出会い、青春時代にかなえられなかった夢に向かってひたすら走っていく、そしてその夢はまた果てることなく続いていく…そんな青春ど真ん中の小説でした。合言葉は「火星へ!」。いくつになっても、夢はあきらめちゃいけません。青春に年齢は関係ないですね。
最近本を読んで、ストーリーに裏切られることが多かったので(苦笑)、つい疑り深ーく読んでしまったのですが、全然そんな必要なかったです。どきどき、わくわくしながら読んでいってそのまま最後まで読めば気分爽快。でも続きも読みたいなぁ…。
もうすぐ、もうすぐ火星に手が届く。夢がかなう。そんな主人公たちの気持ちが伝わってくる本の表紙もとてもステキでした。これから読まれる方は、全部読み終えてから、もう一度この表紙を眺めてみてほしいです。
子供だったころ、どうしても集めたくて、でもお金がなくてできなかった「お菓子のオマケ」。それを大人になってお金が自分の自由になるようになってから実現する、それが大人買い。これは、桁の違う大人買いのお話かもしれません(笑)。