十三の冥府

十三の冥府

十三の冥府

内田せんせは「プロットとか書かないでいきなり書き始める」とおっしゃっていますが…。
それでいて、こんな風に最後に視界が開けたようなタネ明かしのある小説が書ける頭というのは、いったいどうなっているのでしょうか。

伏線の伏線のそのまた伏線の…。
そして最後にあぁっ!そうだったのか!!と。
見事です。すごいです。

私はまったくの歴史おんち(幕末を除く)なので、特に神話の世界に話が飛ぶとさっぱりわけがわからなくなるのですが、そういう人間にもばっちり楽しめること請け合いです。