クレヨン王国月のたまご(PART1)

クレヨン王国 月のたまご PART1 (講談社青い鳥文庫)

クレヨン王国 月のたまご PART1 (講談社青い鳥文庫)

小学生の時に夢中になって読んだシリーズです。最近になって続編が出ていることを知り、それを読んだらどうしてもまた読みたくなってしまい、図書館に行って借りてきました。

月のたまご」を助けるための、月のたまご救援隊の冒険物語。でもこれはただおもしろおかしく冒険が描かれているだけの物語ではありません。

読んでいて、あまりにも自分が内容をはっきり覚えていることにびっくりしました。だいたいの本は読むだけ読んで、すぐ忘れてしまって、もう一度読んでも先が思い出せないことだってあるのに、(私の頭が悪いだけかもしれませんが…。)、この物語は、登場人物も、セリフも、挿絵まで、ひとつひとつ、とてもよく覚えていました。小学校の時に遊んだなつかしい友達に、また会えたような気持ちになりました。

この物語、私が買ったときは「PART1」というのはついていませんでした。このお話だけで完結のつもりだったそうです。でも、「先が読みたい」「三郎とまゆみの物語をもっと聞きたい」という読者からの熱烈なラブコールを受けて、続編が書かれたそうです。私も読み終わって同じことをおもった口だったので、続編が出たときはほんとうにうれしかったです。

月のたまご」シリーズは全8巻。最近になってまたさらにその続編が出ています。これだけでもこの物語がいかに多くの人に愛されているかということがわかると思います。

自分が芸能人とかだったら、テレビで「この本はとてもお勧め!」とか言って、たくさんの人に読んでもらえるのに…。ほんとうに、ひとりでも多くの人に読んでほしいです。人が生きていく上で、たいせつなことがたくさんつまった本です。

【追記】結局シリーズ全冊買いなおしました(笑)。