クレヨン王国の白いなぎさ

5年生のさっちゃんの夢は歌手になること。そんなさっちゃんは、ある日、「百点マシン」こと菅原くんといっしょにクレヨン王国に迷い込みます。関所を抜けるときに「かげ売り屋」に自分たちの影を売ってしまった二人。早く取り戻さないと、影は勝手にもう一人の自分になってしまいます。さっちゃんは無事に影を取り戻し、家に帰ることができるのでしょうか?

クレヨン王国シリーズの5作目です。さっちゃんの冒険の物語ですが、夢を大切にするということ、自然を大切にするということ、誰かを助けたいというやさしい気持ち、そんなたくさんのことを教えてくれる物語でもあります。

ちなみに、ここの物語に登場する、夢買いのバクさんは、「月のたまご」シリーズにも登場します。

「ちょっとだけやすんでいきませんか
そう急ぐこともないから」

と歌うさっちゃんにいやされつつ…。