クレヨン王国109番めのドア(PART1)
クレヨン王国 109番めのドア〈PART1〉 (講談社 青い鳥文庫)
- 作者: 福永令三,三木由記子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1992/11/30
- メディア: 新書
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規子は、お母さんと二人暮らし。いっしょに住んでいたおじいちゃんは、もうずっと行方不明。それがどうやらクレヨンの小人のところへ行ったようなのです。おじいちゃんを探しに行った規子は、友達の則子といっしょにクレヨン王国へ迷い込みます。二人の「のりこ」の運命は…。
物語のしょっぱなから「自然を守る」ということについていやに考えさせられてしまう本です。おもしろおかしくお話が進んでいくのに、きちんとそういうこともいっしょに考えさせてくれる。本のパワーってすごいです。
主人公の規子よりも、友達の則子は年上なのですが、この則子ちゃんがまた問題児で…。なにがどうというわけでないのですが、ちょっと問題児。周りにいたらちょっと眉間にしわを寄せてしまうというか、苦笑いしてしまうというか、そういう子です。クレヨン王国での冒険を通じて、ふたりの「のりこ」がどう変わっていくのかも楽しみです。
とりあえずこの時点ではおおいに「問題児」なのりさんこと「則子」は、クレヨン王国で「時バトさま」を逃がしてしまいます。時をはきだす「金バトさま」と、時を飲み込む「銀バトさま」。二匹を捕まえて元に戻さないと、どんなことになってしまうかわかりません。みんなは無事時バトさまを連れ戻すことができるのでしょうか?
というわけで2巻目に続く…。