クレヨン王国109番めのドア(PART2)
クレヨン王国109番めのドア〈PART2〉 (講談社 青い鳥文庫)
- 作者: 福永令三,三木由記子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/03/10
- メディア: 新書
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「人間とは慣れる動物だ」と、物語の中で佐久間先生は言います。小学生からいきなり20歳になってしまった則子ですが、その状況にあっという間に慣れてしまった自分におどろき、その言葉を実感します。確かに、自分自身のことを思い起こしてみても、そうかもしれないと思いました。
それは、ステキなことなのかどうか…。
もしかしたら悲しいことなのかもしれません。
大人になった則子が体験する「大人の世界」も、とてもリアルで、そこがちょっと悲しくて、身につまされました。
子供のころに「こういう大人になろう」と思っていた自分に、今の私はなっているのかな?
そんなことを思いました。