ボーナス・トラック

ボーナス・トラック

ボーナス・トラック

ある日、偶然「ひき逃げ」の現場に居合わせてしまった草野。被害者の青年、横井亮太は命を落としてしまいます。ところが!どういうわけか、死んだはずの自分の肉体から離れてしまった亮太。幽霊になってしまった(?)彼の姿が見えるのはどうやら草野ただ一人。最初は信じようとしない草野ですが…。

一気に読みました。おもしろかった!のです。最初のうちこそ、おもしろく書こうとしてちょっとやりすぎなんじゃぁ…と思ったりもしたのですが、そんなことはだんだん気にもならなくなりました。この軽快な感じ。そして元「名前を聞けば誰でもわかる業界大手のハンバーガーチェーンを展開する企業」アルバイトだった自分としては、そういう意味でもとてもおもしろく読みました。(なつかしい…。)

こんなにうまいこといくわけない!かもしれませんが、お話なんだからよいのです。むしろ、こうでなくっちゃいけません。おもしろおかしくて、でもちょっと切なくて、まさに涙あり、笑いあり。みんな、なんていい人たちなんだ!私も仲間に入りたいくらいでした。