プラナリア
- 作者: 山本文緒
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/10/25
- メディア: 単行本
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5編の短編集。どれも淡々と物語が描かれていて、え?!ここで終わり?!みたいな感じが全編にわたって思ってしまった感想でした。
主人公はどれも女性。描写がとてもリアルで、自分が認めたくない自分のいやな部分、見ないようにしてしまっている暗い部分をまざまざと見せつけられたような…。だから読後感が暗いのかな…。
そういう意味では「共感」した?でも、いや、そういう部分もあるけれど、でもそれだけじゃないと思って、そういうふうにはありたくないと思ってがんばっている(と思いたい)。そう考えると「反発」。うーむ。微妙です。