チョコレート・アンダーグラウンド
- 作者: アレックスシアラー,Alex Shearer,金原瑞人
- 出版社/メーカー: 求龍堂
- 発売日: 2004/05/01
- メディア: 単行本
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題名だけにひかれて読みました。
念のため、読む前にスーパーへチョコレートを買いに行きました。正解でした。
舞台はイギリス。選挙で勝利をおさめた“健全健康党”は、なんと“チョコレート禁止法”を発令した!国じゅうから甘いものが処分されていく…。こんなことほんとになったら私は亡命します。間違いなく。
誰もそんな政党が勝つことを望んでいなかったのに、どうしてそんなことになってしまったのか?それは誰もが「誰かが違う政党に入れるだろう。自分は行かなくてもいいだろう。」と思って投票に行かなかったから。
作品中に出てきた言葉がとても印象に残りました。
「悪が栄えるためには、善人が何もしなければよい。」
…深く考えさせられました。これは、お話の中だけの話ではもうないですね。
おまけ:健康健全党の挨拶は割りと気に入りました。
「リンゴさくさく気分を。」
「ジューシーオレンジ気分をどうぞ。」
「どうぞバナナを!」
原文が見たいかも。