クレヨン王国いちご村

クレヨン王国 いちご村 (講談社青い鳥文庫)

クレヨン王国 いちご村 (講談社青い鳥文庫)

盲腸の手術で入院している正くんの夢の中に、おばあちゃんがくれた12色のクレヨンたちがあらわれました。クレヨンたちは、それぞれの色にちなんだお話をはじめます。

心があったかくなるようなお話あり、涙がでてしまうお話あり、考えさせられるお話あり、クレヨンたちのお話はさまざまです。

個人的に好きだなと思ったのは、むらさきクレヨンの「レールの中のすみれ」と、黒クレヨンの「バスにのったクマ」きみどりクレヨンの「野原のひっこし」です。読み終わっておもわずにっこりしてしまうようなお話でした。もちろん、表面的な意味だけでなく、もっと深い意味があるのも伝わってきて、そういうところでもとてもステキなお話です。

はだ色クレヨンの「ブタ別荘」は号泣です…。

ちなみに最後のクレヨン、赤クレヨンのお話が「いちご村」なのですが、これの主人公はわれらがゴールデン国王です。このころのゴールデン国王さんは、こんなキャラだったのですね(笑)。